”酪農”を女性ならではの感性で…

大瀧 博子さん

ここでしかない生活を楽しめるようになった

大瀧さんは、東京出身。結婚を機に市貝町にきて、酪農家の奥様として牧場を支える。市貝町にきて驚いたのは、“夜が真っ暗”なことだという。市貝町の夜は外灯も少なく、1人で外に出ようとすると怖い。当初はみんなから「よく来たね」と言われたが、「(どんなところだが)知らなかったからこれたんだ」と笑いながら語る。家族経営で1日中休みがなかった大変な経験を乗り越え、自分の時間がとれるようになった現在は、「ここでしかない生活を楽しめるようになった」と穏やかな表情で語っていた。

取材中のご夫婦

自分たちのためにつくりたかったんです

通常売られているバターの多くは、どこの牧場の牛乳からできているのか特定できない。大瀧さんは“自分の牧場の牛乳でつくったバターを友達に配りたい”と、同じ市貝町の牧場、永嶋牧場と手を組み、バターづくりに取り組んでいる。現在はバターの商品化までたどり着き、道の駅にて数量限定で試験販売している(不定期出荷)。初めは身内だけでプレゼントできれば良いなと考えていたが、なかなかこんなチャンスはないと「もう少しみんなに広がっていけば」と話す。市貝町にも牧場があるというPRに、女性として参加する大瀧さんはとても心強い存在である。

コージーファームの牛さん

人とのつながりは大切にしたいなって

コージーファームで働く従業員の3人は、2人が若い女の子。大瀧さんは、「本当に良い子たちがきてくれて、女の子同士で気軽に話せる」と、プライベートでも仲が良くご飯も一緒に食べに行くそう。仕事の従業員としてだけではなく友人のような存在としても接しており、働いている側としても”とても居心地が良い”と評判である。社交的で明るい性格の大瀧さんは、趣味として町の生涯学習で開催する講座にも積極的に参加。仕事のつながりはもちろん、友人や自治会のつながりなど、「人とのつながりは大切にしていきたい」と語る。

大きな木の前に建つコージーファームの看板。10年という時を感じる。

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