辛いことは笑い飛ばす漬物農家

小川 トシ子さん

笑いながら言うとおもしろいんだよ

小川さんは、道の駅サシバの里いちかい農産物直売所で唯一、個人で漬物を出荷している農家さんである。代々引き継がれている畑で、漬物に使う野菜はもちろん、白菜や大根、小松菜など幅広い野菜を育てている。朝は太陽があがると同時に野菜を収穫し、その日に朝採り野菜を出荷。直売所に野菜を並べに行き、他の農家さんと野菜について言い合いっこするのが楽しみだそう。良い意見も辛口な意見も笑いながら言い合い、「色んな人とお話して勉強になるね。野菜つくりもね、ああそうだったのなんてね。本当に良いことだよね」と嬉しそうに語っていた。

楽しちゃ金になんないから

漬物の販売をするきっかけは、当時の役場の担当者より頼まれたから。そう語る小川さんは、これまで自宅用に作っていた漬物を販売用の味にするため、研究と改良をしたそう。「野菜だって良い物つくんないと売れない。お金もらうことにすればね、少し美味しくつくんなきゃね」と、お客様に美味しいものを提供するため、真剣に努力する姿が見られた。仲良くなった人にはとことん親切にする。「私、モテるのよ」と冗談っぽく語り、親切だけどベタベタしないそんな小川さんがみんなに好かれている理由がわかった気がした。

美味しかった人は電話くるわね

漬物を直売所に出すようになり、お客様から電話がくることが増えたそう。お客様から「明日出すんかい?美味しいんだよ、あれ(漬物)」と直接「美味しかった」という声がきけると、作る側としても励みになる。「そんじゃまた頑張ろう」と小川さんは、今年は400kgの梅干しをつけたそう。また冬に販売予定のたくわんは、大根600本分を予定している。それをほとんど1人で作業を行っているパワーは計り知れない。こういった農家さんのおかげで直売所が成り立っているのだと改めて実感した。

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