向上心を持つ稲作農家さん

飯田 勝市さん

SNSを活用し技術の向上に

飯田さんは毎日のように、稲作作業をFacebookで発信している。SNSを使い、全国の農業仲間と情報共有をしているのだ。「この機械はどうだった」という口コミに加え、「あの技術を使っている」などの作業内容について、仲間と議論する場として活用している。今では友達の友達を介して一般の方から、コメントをもらうこともあるそう。農業をしている土地はそれぞれ異なるが、悩みを共有しあい、互いに農業技術の向上を目指している。

農業は、毎日変化がある仕事

東北で見られる乾田直播(かんでんちょくは)という新しい技術を、飯田さんは4年前から始めた。 直接種をまく手法は、“田んぼを乾かす”というハイリスクが伴うが、代かきや苗を運ぶなどの作業時間を削減できる。大きく田んぼをやっている飯田さんにとっては、「将来的にハウスの場所や作業する人の確保を考えると、今から切り替えていきたい」と語る。農作物を育てるとは、同じ作業の繰り返しだと思われるかもしれない。だがこういった工夫を積み重ねることで、毎日変化がある。新しい技術に挑戦する姿は、農業も他の仕事と同じく“働く”という共通意識の上で成り立っていると気づかされた。

周りの風景にも興味を持ってもらいたい

飯田さんが田んぼを持つ赤羽地区は、移住者が増えており農業経験がない方が多くなっている。「せっかくまわりに田んぼがあるのだから」と、小学校や保育園の授業に協力している。アトラクションのような大きな農業機械を使い、田植えや稲刈りを体験することで、こども達に楽しみながら農業に触れてもらう。住んでいるところに田んぼがあっても、興味がないと田や畑にごみを捨て、農作業の音がうるさいと言われてしまう。「こどもの頃に農業に触れる機会が、食へはもちろん、農業や風景にも興味を持つきっかけになれば」と話す。

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