モットーは一期一会 梨農家

荒井 誠さん

「こだわりをもって、土作りをする」

荒井さんが梨づくりでこだわっているのは、“土づくり”。化学肥料をあまり使わず、有機質100%のペレットや堆肥を使用しているそう。土壌汚染問題や残留農薬などが話題になったことをきっかけに、防除暦(ぼうじょれき 病害虫防御カレンダー)を作成。「根っからの文系なんで、本読んでる方が好きだから」と言いながらも、農薬や化学肥料について、自然に分解されやすいものや植物に吸収するものなど、話し出すととまらない。知識の面で理解をした上で、梨と向き合う姿勢は梨農家のプロとしての貫禄が伝わってきた。

市貝町で一番古い梨農家

荒井さんは、荒井梨園の4代目。明治生まれのひいおじいさんが、初代として梨農家を始めたそう。当時の市貝町ではたばこ農家が多かった中、たばこから梨にいち早く切り替えたのが荒井梨園だった。荒井さんの代になり30年が経つ今も、市貝町の古株梨農家として、周りの梨農家さんに慕われている。ライバルとしてではなく、同じ仲間として情報共有する姿は、代々引き継がれていく梨農家として、梨や地域との歴史あるつながりが感じられた。

休むために働く

「なるべく時間を使って、旅でも旅行でもすることかな」と今後の目標を語る荒井さん。家族はもちろん、仲間たちと旅行にいくことが楽しみだという。農家という仕事柄、自ら休みを作らないと休みがない。荒井さんは「遊びができない人は仕事ができない」という持論から、余裕を持った段取りを組む。1年中作業がある梨農家の一方で、地域の田んぼの管理などを請け負う続谷営農組合や、田んぼに農薬を撒く無人ヘリのオペレーター、町のスポーツ推進員を受けているため、忙しい毎日を送る。楽しめることを目標にして、より効率が良く作業をする。農家さんという自営業だからこその考え方が、改めて勉強になった。

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