レストランはなを支える多品種農家

秋田 眞一さん

自家製の野菜全般と大きい栗畑

秋田さんは、道の駅に自家製の野菜を出荷している。なかでもおよそ100本の栗の木からとれる栽培栗は、出荷すると完売してしまうほど大人気。東京での会社員生活を経て、地元である市貝町に戻ってきた秋田さんは、”のんびりと自給自足をしよう”と思っていたそう。畑をご両親から引き継ぎ、ひょんなきっかけからそば打ちを始めた。今では芳那の水晶湖ふれあい協議会の加工部部長を務め、芝ざくら公園と道の駅の2店舗を展開するおそば屋さんを担当。畑を行う傍ら、そば打ちから経理業務、資料づくりまでこなす。「ここまで大きくなるとは」と予想はしないながらも、地域の方には”レストランはなの秋田さん”として、親しまれる存在になっている。

凝り性なんで始めちゃうと駄目なんですよ

なんとなく始めたそば打ちでお店を任せられるようになり、麺の長さや太さ、ゆで方などそばの研究を始めた。県内外の手打ちそばのお店をまわり、色々質問して回ったそう。なかでも印象に残っているのは、日光のあるおそば屋さん。初めてお客さんとして訪れたにも関わらず、厨房まで案内され、ゆで方を教わった。「すごいね、ああいう人がいるっていうのはね」と感謝の気持ちを語る。凝り性な性格から、そばにのめりこんだ秋田さんの打つそばは、繊細でのどごしが良く、何度も食べたくなる味だった。

あんまりこだわっちゃいけないなと

「半分から6割ぐらいが美味いっていってくれれば、本当に美味いそば屋だって言われているくらい、難しいんですよ」 そばを打つ側と食べる側。どちらもこだわりがある食べ物だからこそ、難しい。「お客さん商売なんで、こっちばっかりごり押ししてたんじゃ、いけないじゃないですか」と逆に”こだわりを持ちすぎない”、それが秋田さんのこだわり。道の駅や芝ざくら公園という幅広いお客様がくる場所だからこそ、お客様の声に耳を傾けつつ、美味しいそばを提供する。秋田さんの真剣なそばへの姿勢が、レストランはなを輝かせていた。

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